フォーメーションラップ時から雨雲が垂れ込め、今にも雨が落ちてきそうな状況で
レインタイヤを装着してスタートするドライバーがいないのが、不思議なくらいだった。
案の定、雨が落ちてきてからはコース上を流れる雨で、スピンするマシンが続出した。
キミライコネンは上位陣で唯一レインタイヤへの履き替えを1周遅らせたが、その1周で
さえまともに車を走らせることはできなかった。
そこでトップのキミ・ライコネンをあっさり抜き去る車がいたのである。
やはりいた。
レインタイヤでスタートしていたのがスパイカーのマルクス・ビンケルホックである。
大雨で赤旗中断後に再スタートしたときには、スポット参戦のビンケルホックがトップで
スタートとなった。
結果ビンケルホックはこのときだけのラップリーダーではあったのだが、この作戦を取った
のがビンケルホックだけだったというところが、逆に驚かされた。
ルイス・ハミルトンが中盤でドライタイヤにいち早く替えてギャンブルにでたが
よっぽどスタート時にレインでギャンブルして欲しかったと思うのは結果論でしかないだろうか?
結局タイヤ交換で決着が着いたレースではなく、ウェット路面で異常な速さを見せた
マクラーレン・メルセデスのフェルナンド・アロンソが優勝。
フェラーリのフェリペ・マッサは残り7周で2位の苦渋を飲まされることとなる。
キミ・ライコネンのリタイアの原因が、油圧系、電気系のどちらかはわからないが、フェラーリは
少々不安を残す出来であった。
アロンソがこれでハミルトンに2ポイント差としたが、ライコネンには是非ともここで
ハミルトンとの差を縮めておいて欲しかった。
マッサがライコネンを抜いてポイントランク3位に浮上。
今後のフェラーリの追い上げに期待する。
